会場 : 札幌エルプラザ2F 環境研修室

参加者:小学1年生~中学3年生13名(欠席 / 高校生2名)、先生10名

保護者3名、札幌友の会5名、おきなわ工房1名 、スタッフ4名  =  合計36名

「元気塾ユニオンハート」は被災地から避難して札幌及び近郊で暮らしている子どもたちへの学習支援活動です。2013年から札幌市教職員組合の有志の先生たちと共に夏休みと冬休みの年に2回実施してきました。多くの方たちから応援をいただいている元気塾は今回で14回目となりました。

前回の夏休みから5ヶ月が経ちました。インフルエンザの大流行で欠席者の増加が心配されましたが、少しずつ大きくなった子どもたちは元気な姿を見せてくれました。

いつもの通り「はじめの会」では大きな輪になって大人も子どもも全員が自己紹介をします。毎回手作りおやつを差し入れてくださる札幌友の会のみなさんにもご参加いただきました。子どもたちは今日の目標を発表して午前の学習タイムが始まります。みんなそれぞれ持ってきた宿題や課題を広げ、自分の前に座ってくれるのはどの先生かなと楽しみな様子です。

みみすまは、2011年3月の東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故発生直後に札幌市民が立ち上げた支援団体「東日本大震災市民支援ネットワーク札幌(通称 : むすびば)」の中の1チームとして出発しました。その「むすびば」時代から被災した子どもたちのために9年間ずっと寄付を続けてくださっている「おきなわ工房」の比嘉秀子さんが初めて元気塾の様子を見に来てくださいました。

第二次世界大戦終戦直後の沖縄で生まれ、敗戦国日本の中で唯一アメリカの直接統治を受けた時代の沖縄で育った比嘉さんは、北海道で暮らすようになってからも故郷沖縄への愛情を見失うことなく、独り芝居や語りを通じて沖縄の人々が背負わされてきた過酷な歴史や今なお続く厳しい現状そして平和の尊さを表現者として訴え続けています。沖縄の黒糖のチャリティ販売もされていてその収益をみみすまの支援活動に寄付してくださっている方です。

「むすびば」「みみすま」を通して小学校入学前に比嘉さんと出会っていた子どもたちが今は中学生に成長して元気塾に参加しています。その子たちと再会した比嘉さんは「こんなに大きくなったんですね」と驚きながらとても喜んでくださいました。中学生たちも少し恥ずかしそうに「私、比嘉さんを覚えています」と挨拶していました。

お昼ご飯の後の休み時間は、元気塾会場隣りの環境プラザでゲームをしたり、展示で遊んだりしてみんなは少し手足を伸ばします。数年ぶりに参加した中学生のお母さんもランチタイムに参加してスタッフに近況報告をしてくれました。

午後は1時間の学習タイムが終わると毎回恒例の「お楽しみタイム」です。担当してくださった先生が今回用意したのは「マジック」でした。テーブルに置いた5円玉や小さくカットされたスポンジが消えてなくなる。ゴムの紐を通した5円玉が下から上に登る。何もないはずの手の中からストローが飛び出す等々。小学校1年生でもできるマジックが何種類も用意されていました。

「今夜、うちの人たちに見せてあげてねー」と言われたみんなは、他の先生たちにも手伝ってもらいながら、お父さんやお母さんが驚く顔を楽しみに、タネを作ったり、実際に練習しながらわいわい盛り上がりました。

元気塾のマジシャンといえば、毎回「しゅうまい」マジックでみんなを和ませてくれるRくんがいますが、今回は残念ながら参加できませんでした。Rくんがいたらきっと楽しんでくれただろうなあと思うとちょっと寂しくなりました。先生たちも「あの、いつもマジックをしてくれる子が今日はいませんね」と残念そうな様子でした。

最後に「おわりの会」で全員が一人ずつ感想を述べ合いました。そして札幌友の会さんが届けてくださった手作りおやつをいただいて、楽しかった今回の元気塾も終わりの時間となりました。

中学生は連休が明けると学校が始まりますし、小学生の冬休みは残りあと1週間となります。もうしばらく寒い日が続きますが、子どもたちが風邪を引かずに残りの冬休みと3学期を元気に過ごして欲しいと思います。

元気塾で仲良く育ってきたメンバーには高3受験生1名、中3受験生3名がおりますが、全員無事受験を終えて笑顔の春が迎えられるようにと願っています。受験生のみなさん、お体に気をつけて頑張ってくださいね。