2011年3月に起きた東日本大震災や東京電力福島第一原発事故の影響で札幌市や近郊に避難している子どもたちのための学習支援「元気塾」は2013年からスタートしましたが、夏休みと冬休みごとに回を重ねて今回で12回目となりました。

子どもたち、ボランティア参加して下さる札幌市教職員組合の先生たち、毎回手作りお菓子を届けて下さる札幌友の会さんなど、ほとんどのみなさんがリピーターなので、「お久しぶりです」「今回もありがとうございます」「大きくなったね」という挨拶を交わして始まります。初めて参加する子も和やかな輪の中に自然に入って来られる雰囲気です。

朝の会で子どもたち、先生たち、保護者の方たち、札幌友の会の方たち、スタッフがそれぞれ自己紹介をしたあと、早速用意してきた冬休みの宿題、課題を始めます。朝の会が終わってから12時まで、小学生も中学生もしっかり集中して勉強します。

自由研究のテーマは決めたけれどどう始めようか少し悩んでいた小学生は、これも自分に付いて下さった先生に相談し、休憩時間にはニコニコ顔で「見て見て!自由研究も始めたよ!」とスタッフに下書きを見せてくれました。

12時からはお昼ご飯。子どもたちとスタッフが一緒にお弁当を広げます。小3のGくんは鮭が大好き。この日のお弁当も自分で鮭を焼き、卵焼きも作って持ってきました。すると小5のRくんは「僕は家庭科でお味噌汁を作ったよ。お肉も焼けるし」と言い、小1のSちゃんは「私はお茶を入れられるよ。ハーブティーだよ」とニコニコわいわい。
「いいね〜、それじゃあ夏の元気塾は1泊の合宿にして、みんなにご飯作ってもらおうか。」
「賛成〜!」
「でも、ご飯って大人が作るんじゃないの?」
「たまには役割交代しようよ」
「役割交代するんなら、勉強は大人がするの?」
「・・・・(笑)」

1時から2時までは午後の学習。それが済むとみんなが楽しみにしている「お楽しみタイム」です。前回に引き続き、お楽しみタイムの企画は全て中山先生が用意して下さいました。一日目はサイコロを4つ組み合わせ、パタパタ折って4つのコマに分かれている図柄を合わせるパズル「パタパタボックス」作りです。用紙からサイコロになる型紙を切り取って4つの立方体の形にし、それを組み合わせます。次に別の用紙に図柄を書き、それを切って、貼って・・・。勉強同様、こちらも子どもたちそれぞれに先生たちが付いて一緒に楽しい「パタパタボックス」ができあがりました。

残念ながら風邪で欠席した子もいましたが、今回も手作りお菓子の香りが優しく漂う元気塾1日目はみんなの笑い声が響いてとても和やかでした。