<最終日>
札幌の宿舎となった北海道NTTセミナーセンタの退所式では、フロント責任者の武藤さんがこんなご挨拶をされました。
「夕食の時も朝食の時も、川俣町のお子さんたちが「ごちそうさまでした」「ありがとうございました」と厨房スタッフに挨拶してくれたので、スタッフは皆とても気持ち良く仕事をすることが出来ました。実は今月いっぱいでここは閉館しますが、最後の宿泊客となったみなさんから良い思い出をいただきとても感謝しています。これからもいろんなことにチャレンジして頑張ってください。」
宿泊でお世話になった施設の方からの思いがけない感謝の言葉はとても心にしみるものでした。

札幌の宿舎から貸切バスで新千歳空港入りしたあとは、グループに分かれて最後のおみやげタイムを楽しみました。
そして団体個室でお昼のお弁当を食べたあと、みみすまスタッフと最後のお別れ会を行ってから30名は飛行機に乗り込みました。
午後3時過ぎに福島県川俣町の学校に無事着いた子どもたちは、2校合同で解散式を行いそれぞれが家路につきました。

今年は雨でプログラムが変更になることもありましたが、ケガや病気もなく全員元気に過ごすことが出来ました。
子どもたちは川俣町とほぼ同じ規模の栗山町の穏やかな田園風景の中で里山の自然や持続可能な暮らしのありかたを体験し、栗山小学校ではお互いの発表を通じて自分達が暮らす地域との違いや共通点なども学びました。そして都市(札幌)の生活や先住民族アイヌの歴史と文化も学びました。
あっという間の4日間でしたが、子どもたちにとってはかけがえのない経験になったと24名の表情から私たちは確信しています。
学校のクラス単位で、放射能を気にすることのない環境での学びや交流を行うこの移動教室は、2011年の原発事故以降ご苦労され続けている教育現場の先生達にとってものびやかに過ごせる時間だったのではないでしょうか。

第4回目となる今回の「北海道宿泊学習」も多くの方達にご支援やご協力をいただきました。
豊かな自然環境の中で相互の学び合いを大切にするこの取り組みが無事終了出来たことに深く感謝申します。