2018年06月一覧

報告②  福島県川俣町訪問/第4回「北海道宿泊学習」事前説明会

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2018年6月1日(金)16:00  川俣町役場

町長室にて、佐藤町長さんや佐久間教育長さんたちに、今年度の「北海道宿泊学習」や夏休みのサッカー保養交流事業「キヨマッププロジェクト」の準備状況を説明させていただきました。

お二人からは川俣町の子どもたちのために、継続的な支援活動を続けている北海道の人達に対してとても感謝いただきました。

そして昨年度から受け入れ地域となった北海道栗山町の教育委員会との関係性も良好で、今年の11月には中学生と高校生の代表が栗山町に招待されることになったことへの感謝もいただきました。

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2018年6月1日(金)18:00 川俣南小学校

今年度の「第4回北海道宿泊学習」は6月26日(火)~29日(金)の日程で、川俣南小学校5年生19名と山木屋小学校6年生5名が参加します。

両校の保護者の方たちと引率される先生たちにお集まりいただいて事前説明会を行いました。

24名中23名の保護者が参加され、説明会はとても和やかな雰囲気でした。

保護者からも担任の先生からも、子どもたちが北海道行きをとても楽しみにして準備していると聞き、みみすまとしても、この移動教室を続けてこれて本当に良かったと感じました。

原発事故後、避難区域に指定された山木屋地区の小学校は、川俣南小学校の校舎を間借りする形で学校運営をしてきました。

元の山木屋地区に小・中合同校舎が新築され、今年度の4月から山木屋小学校は元の地域に戻り、新築の校舎で学校が再スタート。

しかし自宅が山木屋地区に戻った訳ではないので、子どもたちは毎日スクールバスに乗って山木屋小学校に通っているそうです。

2011年からいろいろご苦労の多かった山木屋小と受け入れていた川俣南小の2校が仲良くやって来る今年の移動教室は、5ヶ年計画の象徴的な年になると言えるでしょう。

日中お会いした廣野会長さんの願い、保護者の方たちの願い、先生たちの願い、そうした被災地の願いが、子どもたちの上に輝くような「北海道宿泊学習」に創りあげていけたらと思っています。



報告①  福島県川俣町訪問/山木屋仮設住宅

2018年6月1日(金)14:00
今年はじめて川俣町を訪ねました。
最初に山木屋地区の方達が避難して暮らしていた町内にある仮設住宅を訪問。

昨年3月末に居住制限区域と避難指示解除準備地域の2つが同時に解除され、山木屋地区への帰還がはじまりました。
それから1年2ヶ月。
仮設住宅の事務所で、山木屋地域住民の避難生活を中心的に支えてきた廣野会長さんと嬉しい再会が叶いました。
200世帯以上で暮らしてきた仮設住宅でしたが、今はほとんどの人達が退去したので、人気の無い仮設は淋しい雰囲気でした。
それでもいろいろな事情を抱えた方達が7世帯(高齢・独居)残っていて、廣野会長さんは毎日仮設事務所に通っているそうです。

みみすまは、前身のむすびば時代の2012年から山木屋仮設住宅支援をはじめ、気功チームが健康棒の体操を教えたり、浄土真宗本願寺派北海道教区のお坊さんたちと落語会をしたり、年に数回の川俣訪問の際には必ず寄らせていただきました。

仮設を出た方達の多くは復興住宅やアパートを借りて、便利の良い街中で暮らしており、元の山木屋地区に戻った人達は、全体(約580世帯)の6分の1程度だと廣野さんは語っていました。

今年の「第4回北海道宿泊学習」には川俣南小5年生と一緒に山木屋小の6年生が来る予定で、今日はこの後学校で2校合同の事前説明会があることを話すと、廣野さんは目を潤ませながら喜んでくださいました。

来年3月末が仮設住宅の退去期限。
「国や県など行政側と避難住民弱者の間に入って、あと半年、自分の役割を頑張って担ってみる」
廣野さんはそう決意を述べておられました。




第11回元気塾ユニオンハート夏休み教室

今年も夏休みの「元気塾」の募集がはじまりました。
東日本大震災や原発事故で被災し避難してきたお子さんたちが対象です。

小・中学校の現役の先生たちがマンツーマンで学習指導をしてくださいます。お楽しみタイムの企画も準備して参加をお待ちしています。

期間:2018年8月7日(火)、8日(水)

時間:午前の部10:00~12:00   午後の部13:00~15:00

*午前午後を通しての参加、両日参加が可能です

会場:北海道立道民活動センター かでる2.7  1030号室(札幌市中央区北2条西7丁目植物園東向い)

対象;小学生・中学生・高校生

*札幌および近郊に避難居住されているお子さんは出身地を問いません

*未就学のお子さんは参加できません

定員:20名

参加費:無料(昼食は各自持参してください)

指導:札幌市内の小・中学校の有志の先生たち

協力:札幌市教職員組合、札幌地区連合会、札幌友の会

主催/問合せ:NPO法人みみをすますプロジェクト 090-3390-9946(みかみ)

[申込み]

★メールでお申し込みください

info@mimisuma-sapporo.com

★〆切:7月14日(土)

*先着順に受付、定員になり次第締め切らせていただきます


2018年度『ほよ〜ん相談会』第40回中通り相談会 報告

第40回 中通り相談会(二本松市)
日時:2018年6月3日(日)11:30~15:00
会場:福島県男女共生センター1階

来場者:89組 204人 (大人109人、中学生4人、小学生55人、幼児36人)
地域別:二本松市内22組、 二本松市以外67組(福島県内66組、栃木県1組)
    初めて保養に参加する人が半分、リピーターが半分

来場者アンケートによると、
◎何を目的に「子どもを保養に」参加させますか?  という質問に対して
いわき  「精神的なリフレッシュ」 
二本松  「放射能の影響が気になる」
と回答した人が多かった。

◎両会場共に2015年4月以降の帰還者が全体の25%くらいをしめた。

◎みみすまが協働している「ほっこりプロジェクト」のブースにきた相談者数  計40組
いわき  25組
二本松  15組



2018年度『ほよ〜ん相談会』第39回浜通り相談会 報告

今年も夏休みの保養企画を持ち寄る「ほよ〜ん相談会」が福島県内で2日にわたって開催されました。
みみすまからは2名(みかみ・佐藤)が参加して、全体運営とブースでの相談者対応を行いましたのでご報告します。

第39回 浜通り相談会(いわき市)
日時:2018年6月2日(土)13:30〜17:00
会場:いわき市生涯学習プラザ4階

来場者:145組 333人 (大人157人、中学生7人、小学生115人、幼児54人)
地域別:いわき市内 139組、 いわき市以外6組(福島県内4組、千葉県2組)

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「ほよ~ん相談会」いわき会場レポート (佐藤裕子)

「いわきは最初からどっと来場するから」と うけいれ全国スタッフが言うとおり、30分前くらいから入口にはたくさんの家族が並んでおり、開場を早めるほどでした。

同席させていただいた浄土真宗本願寺派北海道教区の『ほっこりプロジェクト』のブースにも、開場とともにすぐさま相談者が訪れました。連れ立ってやってきたリピーターで、相談はサクサクと進み早々に予約が成立、お坊さんたちとも話がはずみます。
これまでほっこりプロジェクトが安心感のある保養を提供してきた実績がこの瞬間にはっきり目に見えましたし、「まずとにかく参加すること」が仲間を生み継続を生むのだとわかりました。

赤ちゃんを抱っこし小さい子の手を引いてあちこちのブースを回るお母さんたちの多くが、グループで来場しているように思われました。いわき市全部の保育園・幼稚園・小学校を通して配布されたチラシの告知力で、ママ友仲間で気軽に誘い合うことができるのですね!
情報交換も盛んに行われていたようでした。

また、ブースに来た相談者みなさんが口々に「北海道に行ってみたい」と言います。
とはいえ遠い北海道、旅費のサポートがあるほっこりプロジェクトは参加しやすく、あとは参加者が時間を作れるかどうか、勤務先の理解を得ることも大きなハードルなのだろうと思いました。

親に連れられて来場する子どもの多くは、原発事故後に生まれた子どもたちです。
この子たちが、生まれてからずっと制限のある生活をしてきていることを考えると、状況はまだまだ深刻で悲惨であり、またこのことが他の地域の人たちにはほとんど知られていないことに不健康でゆがんだ国のありさまを痛感します。
そして子どもたちは、自分の内側の社会(家族)の考え方と外側の社会とのギャップーゆがみーをどのように知る(認識する)のだろうかと考えると、そんな時にこそ、変わることなく共感し、共に行動する冷静な第三者としての受入団体の存在が力になれるのではないかと思うのです。
続けていかなくてはならないのですね。

終了後の振り返りの中では、障がいのある子どもの受け入れ、生活困窮家庭の対応が話題になりました。
相談会を継続すること自体がそもそも大きな課題ですが、目指す保養にはさらなる課題も多いことを参加団体が共有しました。
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